IPOとは | T&Aコンサルティング

IPOという言葉をご存知でしょうか。
ある企業が資金調達のために、親族などが保持する流通していない状態の株式を、不特定多数の投資家に発行、株式公開することです。最近ではIT関連企業を中心としたベンチャー企業の株式公開がジャスダックなどの市場で急増しています。このような形で経営を安定させるための株式や税のことも専門家である税理士が代行運営していくことができます。

IPOのメリット

株式公開により、多様な資金調達ができるようになっていくのはメリットといえるでしょう。　しかし、いままで流通しなかった株が不特定多数によって売買されてしまうので
景気によっては安定しない株式になることも予想されます。その反面、IPOは未上場企業がの知名度、ブランド力、社会的地位を手にするチャンスでもあるので、ハイリスク、ハイリターン的な要素はあります。
しかしながら、攻めの営業や経営をするというときにはぜひ、税理士と一緒になってIPOを活用していただきたいと思います。
ご自身だけで判断すると、世の中の流れと反りあわないこともありますが、税理士のアドバイスやバックアップがあれば、資金調達が安定しやすくなり、管理体制の充実が図れれば従業員がより働きやすい職場にすることができます。（ストックオプション制度なども活用したい）

IPOのコスト面とバランス

資金調達の大きな間口が広がるIPOですが、一方、IPOは、そこにいたるまでのプロセスに大きな労力とコストも必要となります。IPOの費用を考えた調達方法にしなければ
コストと利益のバランスが取れません。ただ、株式公開したことだけが自慢になってしまうと、その後の処理を怠るとせっかくのIPOが生きてこなくなってしまいます。

◦迅速なIPOの準備と実現
◦IPO後はどのような管理体制にするか

このような点に注意して、株式公開していかなくてはいけないのです。

IPO準備は、いろいろなことを踏まえなくてはいけません。
例えば税理士によれば次のような作業をすすめていくこととなります。

〇創業者利益の獲得
〇資本対策
〇内部管理体制の構築アドバイス
〇事業計画作成

このほかあらゆる角度から株式公開にあたって
今後の展望を踏まえた準備や対策を練っていく必要があります。

専門性の高いスキルが必要なのは当然ながら、会社の経営者の方から
うまくヒアリングをし、お互いの信頼関係を築けなければできない作業です。
最適なアドバイス、業務実行をしてもらえる公認会計士や税理士が不可欠なのです。

IPOの後のフォローも大事

IPO後は、自社で経理・IR業務が必要となってきます。
しかし、すぐにプロに徹せられる人材は不足していることが多いでしょう。
そうなりますと社内での育成が不可欠になってきますので、税理士には
直接将来的な担当になりえるような人物や適任者の教育もお願いしましょう。

また、IR業務は社内の事業に精通していることも必要です。現在の管理部門を育成することで、スキルをアップさせる役割は税理士の得意分野でもあります。
IPO準備の初期段階からIPO後の管理体制までワンストップで行えるのは税理士の良い部分ですね。

実施内容例ですが次のような流れが一般的です。

〇IPOスケジュール立案
・・・課題をまずピックアップし、社内管理体制、審査、
IPOまでのスケジュールをヒアリングしつつ製作します。

〇プランニング
資金ニーズと調達手法様々な観点から資本政策をプランニングします。

〇株価算定
会社法、税法等の法令に配慮しつつ、合理的かつ公正に株価算定します

〇事業計画策定

〇IPO申請書類の作成・アドバイス、ニーズに応じた対応をします。

資金調達のためのIPOはメリットもあればデメリットもありますので
その点には十分気を使いながら税理士は運営から先々の準備を整えていきます。
またすぐにすべてがフルスロットルには動かないこともありますので
あわてず、プロである税理士に任せる方法のほうがオーナーや経営者としては
楽に営業や経営に専念できますね。

ただし、最近はベンチャー企業などがITなどを立て看板に
このIPOに登場してきていますが、倒産の数もおおくなっているとのこと。
やたらに無計画に株式を公開してもあとあと、続かないこともありますので
その点に関してはこのIPO市場を選んだ際に注意が必要です。

最近では1円から資本金をだして会社を作れる時代。逆に簡単にできるIT企業などの株式が浮き沈みが激しいとされており、裏目になっていること多いという点も忘れずにいて
ください。税理士に直接の申請は依頼していていただいたいものでご自身がIPOを行うときの教訓していただいたほうが良いでしょう。もちろん税理士もそのあたりは十分わかっていますから、業種によってのポイントをつかんでいるはずです。
株式を公開したけれど、すぐに倒産してしまっては何もなりませんから税理士に
なんでも相談することをお勧めします。

まとめ

資金調達の手段としてIPOという制度があったことや、税理士による
サポートがあったことをあまり知らない方もいるようです。
ぜひいい機会なのでいろいろ整理してみることをお勧めします。